スマートエネルギーマネジメントシンポジウム
~革新的なエネルギーマネジメント技術の実現に向けて~
平成28年度第3回WG会合ですが、以下のとおり京都大学学際融合教育研究推進センター スマートエネルギーマネジメント研究ユニットと共催で、第一回スマートエネルギーマネジメントシンポジウムを開催することになりました。
今回は公開シンポジウムとなります。WG会員以外の方々でも申込みをして頂けますので、お誘いあわせの上、参加頂ければ幸いです。■日 時:2016年12月13日(火) 13:30-18:00 (13:00受付開始)
■場 所:京都大学 吉田キャンパス 本部構内百周年時計記念館 2F 国際交流ホールⅢ
■アクセス
■参加費:無料
■どなたでも参加して頂けます。
■主催:京都大学学際融合教育研究推進センター スマートエネルギーマネジメント研究ユニット
■参加者:100名
■共催:エネルギーの情報化WG
〈趣旨〉
2010年度~2014年度の間、横浜市、豊田市、北九州市、京都府けいはんな地域で行われた経済産業省の次世代エネルギー・社会システム実証事業によって、いわゆるデマンドレスポンス、ダイナミックプライシングの社会的有効性の評価が行われました。
一方、2009年開始の太陽光発電の余剰電力買取制度、それを継承拡張して2012年から始められた再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)によって太陽光発電設備が急速に普及し、最近では制度の見直しが進められています。
こうした実績、現状を踏まえ、将来を展望しますと、従来の電力システムとは異なった視点から革新的な電力マネジメントシステムの研究開発を推進する時が来たように思えます。たとえば、FITによる固定価格買取期間(家庭用太陽光発電は10年)が終了した場合や、設備導入経費の低下によってグリッドパリティ(電力の購入価格と自家発電経費が同等になること)が実現された場合、さらには集合住宅や地域においてエネルギーの自給自足を目指す場合などでは、多様な分散電源と電気機器・家電をリアルタイムに協調制御し、CO2排出を押えつつ安定かつ快適な活動を支えることができる電力マネジメントシステムが必要となると考えられます。
本シンポジウムでは、本年4月に創設されました京都大学学際融合教育研究推進センター スマートエネルギーマネジメント研究ユニット所属で革新的電力マネジメントシステムに関する研究開発を推進されている先生方にお集まり頂き、電力ルータ、電力パケット、P2P電力ネットワーク、電力カラーリングといった最先端の研究成果についてご講演を頂くことにしました。
先生方には、専門分野以外の方にもアイデアと技術のポイントが分かるように講演をして頂くようお願いしておりますので、多くの方々の参加をお待ちしております。プログラム
- 13:30~14:00
- 1.革新的電力マネジメントシステム開発の背景
京都大学大学院 情報学研究科 松山隆司
- 14:00~15:00
- 2.交流電力ルータおよび直流電力パケット伝送系のアイデアとその実現
京都大学大学院 工学研究科 引原隆士
- 15:00~15:45
- 3.オンデマンド型電力ネットワークと電力のパケット化
京都大学 学術情報メディアセンター 岡部寿男
- 15:45~16:00 休憩
- 16:00~16:45
- 4.双方向AC/DCコンバータを使ったP2P電力伝送
京都大学大学院 工学研究科 久門尚史
- 16:45~16:55
- 5.エネルギーの情報化の経緯
静岡理工科大学 電気電子工学科 / 京都大学大学院 情報学研究科 加藤 丈和
- 16:55~17:30
- 6.Cooperative Distributed Implementation of The Power Flow Coloring
京都大学大学院 情報学研究科 Saher Javaid
- 静岡理工科大学 電気電子工学科 / 京都大学大学院 情報学研究科 加藤 丈和
- 17:30~18:00 意見交換